階段昇降機には簡単操作と万全の安全が求められます
高齢者が増えた現代日本において、階段昇降機の需要は伸びてきていますが、実際に階段昇降機がどのようなタイプのものがあるのか、屋外でも屋内でも使用可能かなど、さまざまな必要な情報というのは耳にする機会はまだまだ少ないです。いざ必要となったときのために情報を集めておくことは重要なことです。
階段昇降機は、足が不自由な人や病気などで階段を上がることが困難な人のために開発された機器です。名前を聞いただけではどのような形なのか想像しにくいものではありますが、主に普及しているのは椅子式階段昇降機です。階段に沿ってレールが設置され、そのレールに椅子型の昇降機が付いており、階段の上り下りが負担なくできるようになっています。階段にレールを設置して使うことになるので、ホームエレベーターのように大掛かりな工事を必要とすることは少ないので、気軽に取り入れやすいともいえるでしょう。
この椅子式階段昇降機の特徴ですが、椅子式階段昇降機を必要とするのは、階段の上り下りが困難な人です。利用者の多くは、高齢者とも思えますが、心臓に病気があって階段が困難な人も利用することもあります。その為、利用者が誰でも簡単に操作できる必要があります。ですので、基本的に可動させるときはボタンを押すだけといった単純操作できるものが多く発表されています。しかし、簡単に操作できる一方、小さな子どもがいたずらしたり、誤動作が起きないようにしなければなりません。何故なら、ちょっとしたことでも、階段の途中で誤動作が起きた場合、命に係わる事故につながる危険性があるからです。その為、ほとんどの機種で作動させるために鍵を差し込まなければならない作りになっています。
また、基本的に屋内で使用されることが多い階段昇降機ですが、玄関までに階段が設置されている住宅などのために屋外でも使える階段昇降機も登場しています。購入の際には、どのような場所でどのように利用するかを、メーカーなどとしっかり相談を行ったうえで導入するようにしましょう。